愛宕詣 あたごまいり

◇登場人物…母親、娘、旦那、供(とも)、茶屋の女
 

京都西北の愛宕山は火の神がまつられ、多くの茶屋が出る。
ある日、母親と娘はお参りをすませたあと、茶屋で休憩していた。
そこへ旦那が供を連れてやってきた。旦那はこの娘を見そめ、母親に娘を妻にしたいと言う。 母親は旦那から刀や着物をもらうと、娘をさしだし供と姿を消す。
旦那は娘と二人になって大喜びする。
しかし、娘の顔を見ると、あまりの醜さに驚いて逃げ出す。