大仏供養 だいぶつくよう

◇登場人物…景清、その母親、源頼朝、畠山重忠、大名二人

悪七兵衛景清が主君の仇を討とうとして、母親のもとへ暇乞いにいく。母親は仇討ちを断念させようとするが、景清の決意は固い。二人は水盃をかわし、母親は悲しい思いで景清を見送る。
東大寺の大仏殿が落成し、開眼供養が行われている。景清は掃除人に変装して頼朝に近づこうとするが、畠山に見破られる。あらためて長刀(なぎなた)を持って討ち入りするが、畠山と大名二人によってとらえられる。