道成寺 どうじょうじ Doujouji

◇登場人物…白拍子(しらびょうし)、鬼、住持(じゅうじ)、僧二人

 
和歌山の道成寺では新しい釣り鐘ができあがり、法要が営まれた。住持は若い僧二人に女人禁制であることを伝えて出かける。そこへ白拍子がやってきて、釣り鐘を拝みたいという。僧はあまりの美しさに禁を破ってしまう。
白拍子は釣り鐘の前で踊りを披露する。その霊気に僧が眠ってしまうと、釣り鐘は地に落ちた。住持が祈念すると鬼があらわれるが、住持の法力によって消え失せる。