本堂 利生殿(りしょうでん)

◎中央 聖観世音菩薩
   御利益 「病気平癒」
◎右尊 不動明王
   御利益 「所願成就」
◎左尊 弘法大師・快我上人
   御利益 「学業成就」

このお堂は、東寺境内にあった太元帥堂を、 神泉苑に移築したものです。
【本尊 聖観世音菩薩の由緒】
明暦2年(1656年)、 太上法皇(後水尾法皇)は、21歳の若さで崩御された子の御光明天皇を供養するため、 後光明院の親しんだ朱子学の冊子と宸翰(天皇直筆の文書)を用いて、 菩薩像を造られた。
國母仙院(生みの母・園光子)は菩薩像の光背や、台座、厨子を造られ賜った。 右衛門佐御局(御光明天皇の典侍、庭田秀子)は歓喜に堪えず、 慈照院のマ叔老師に仏像の開眼供養をさせた。

その後、御光明院の唯一の子女であった孝子内親王(礼成門院)の もとで菩薩像は御一生の御信仏とされた。 享保10年(1725年)、礼成門院の薨去の後、御遺命により、 東寺寳厳院に移され、神泉苑の御本尊となった。
(厨子内側の碑文、および東寺金剛蔵文書より)