節分 せつぶん

◇登場人物…鬼、後家(ごけ)、厄払い

節分の夜、後家は厄払いの男に厄除けのまじない(「鶴は千年、亀は万年、東方朔は九千年、三浦大介は百六つ」の所作)をさせる。
そのあと蓑笠(みのかさ)を身につけた鬼がやってくる。後家は鬼の姿を見て驚いて逃げていく。鬼は変装して後家を呼び寄せる。鬼は後家の気を引こうと打ち出の小槌(こづち)で着物や帯を取り出す。やがて酒宴となるが、鬼は酔って眠ってしまう。その間に後家は鬼の着物を脱がせ、豆をまいて追いはらう。