6月の神泉苑


矢剱大明神社と紫陽花
嵯峨天皇は、毎年5月12日(新暦では6月)に、避暑地として 神泉苑に行幸され、宴を催し休暇をとられました。

「弘仁3年(812)幸神泉苑。木工寮獻物。
雅樂寮奏樂。飮宴終日。賜五位已上衣衾。」
812年、嵯峨天皇は神泉苑に行幸された。木工寮の者達は木製品を献じ、 雅楽寮の者たちは雅楽を奏でた。酒宴は終日行われ、五位以上の者には衣服と夜具が 与えられた。
               『日本後紀』